和田逸子(わだいつこ)

1986年9月26日京都市生まれ

 

 

 

 

【セラピストのこれまで】

 

ホテルや航空会社のサービススタッフとして従事した後に、南インド・ケララ州・トリヴァンドラムにあるIT関連企業に転職いたしました。2年ほど滞在したその地でアーユルヴェーダと出会い、自然と調和するアーユルヴェーダの世界に魅かれました。日本にも気軽にトリートメントを受けられる施設があったらいいなとの思いに至り、2015年京都・烏丸三条にサロンオープンにいたしました。マンションの一室小さなトリートメントサロンですが、完全プライベート空間のなかでお客様のお身体とお心に響くおもてなしのご提供に努めております。

 

 

【インドで発祥したアーユルヴェーダを日本へ】

 

ケララ州はアーユルヴェーダの本場といわれていますが、歩けばアーユルヴェーダ病院、薬局、食品店が次から次と目に入ってくるほどケララの人々の生活にアーユルヴェーダが溶け込んでいます。お家のお庭には野菜、果物、ハーブ、スパイスが必ずといってもいいほど植えられており、食事の支度をするときはまずお庭に出て食材をとってくるというのが日常です。風邪をひけば生姜と蜂蜜とレモンを加えたお茶を飲んだり、火傷をすれば庭で生っているアロエを切ってきて患部にぬったりと、身体の不調を感じれば植物の力を分けてもらう、そんな生活をされています。日本にも昔から自然の力を生かした知恵がたくさんありますが、そのライフスタイルもアーユルヴェーダの考えのひとつなんだなと気づかされるのです。インドではそういう知恵が医学、薬学、哲学などの学問として、そして誰でも簡単に行うことができる暮らしの指南書として昇華されたわけですから、インドという国はすごいなと思うのです。アーユルヴェーダの知恵と日本に昔からある知恵を照らし合わせる作業が楽しいと思うと同時に、気候の違いから補えない部分もでてきます。南インドの亜熱帯と日本の温暖湿潤では成る食物植物が異なり、同じ野菜でも土が変われば野菜自体の性質も違ってくる。そんな時はアーユルヴェーダの言葉に従うのです。【必要なものは目の前にある】と。体調を崩したときは住んでいる20km圏内で採れる植物食物で治るとアーユルヴェーダ医師から聞いたことがあります。その土地に根付いている食事法や治療法で先人の知恵に頼るのがいいのだと教えられているような気がします。インドで発祥したアーユルヴェーダと日本の気候で先人が培ってきた知恵とをうまく融合していければ、自然と調和した心豊かな暮らしがますます広がっていくに違いないと、アーユルヴェーダの世界にますます魅了されています。

 

 

【日々アーユルヴェーダから学ぶ】

 

そして何より私の意識を変えたのは、必要なものは近くにあるというアーユルヴェーダの考えです。モノに溢れ、情報が氾濫した現代社会。いま日本は本当に必要なものを見失っているように思います。私もその内のひとりですが、いま一度昔に立ち返り、先人の知恵に学ばなければならないときなのでは、そんな思いでおります。本当に大切なものは、すぐ目の前にあるのかもしれませんね。そして、本当に必要なものは、ほんのわずかかもしれないですね。些細なことでも意識を向けられるように今瞬間を大切に過ごしていきたいです。アーユルヴェーダは様々な面から日々気づきを与えてくれます。